京都伏見にある「和蝋燭、京蝋燭をつくって120年」の中村ローソクの代表取締役でもあり和蝋燭職人の田川さんが、東京駅八重洲にある「京都館」にいらっしゃるとご連絡をいただき、お逢いしてきました。
歴史的なこと、田川さんの和蝋燭作りなど、気前よくなんでもつつみ隠さずお話してくださる田川さん。
「本物の和蝋燭つくり、和蝋燭の伝承をしてくれている若者を心から応援したい。」とおっしゃってくださいました。
なかでも印象に残ったお話三つ
一、日本伝統の和蝋燭を伝えることは、本当には細心の注意が必要だということ。ちょっとしたニュアンスの違いでも、間違って伝わってしまう。
例えば和蝋燭はススが出ないですよと伝えても、ご購入してくださった方が吹き消してしまえばススやたくさんの煙は出てしまう。「火箸」や「芯きり」で芯をつままないといけない。これってわたしにとっては当たり前のこととして認識していたけれど、一般の方にとっては知らない知識。田川さんから改めて学ばせていただけたことは、「丁寧な伝達」です。
二、「型流しなんて和蝋燭ではない!」という意見がでることもあるとのこと。心無いお言葉。型流しはお寺さんの住職さんからの要望だったそうです。お寺さんのご本堂のお仏壇の左右に灯す和蝋燭を、きっちり左右対称でつくって欲しいと。
一本一本手作りの和蝋燭にはこの世にふたつとないあたたかみがあることも承知の上。しかし物事には背景があるということ。
三、お稲荷さんに飾ってある蝋燭。本物の和蝋燭であればカラスが食べてしまうんですって!そりゃそうだ!と改めて思いました。市販の蝋燭だとパラフィンなどが含まれているので、カラスは一切口にしない。
田川さんとお話させていただき、改めて今の日本にとって大切なことを伝承続けていらっしゃるのだと思いました。そして我々Hazeもその一部であり、これからも大切に丁寧に活動していこうと思いました。
中村ローソクさんのHP
江戸時代の頃、東北・北陸地方のような寒い地域でお仏壇にお供えする花の代わりとして「絵ろうそく」が発達したそうです。
京の絵付け師の方が一本一本丹念に手描きされている美しい京和蝋燭です。

